Pharmy(ファーミー)は、業務に必要な機能をすべて備えている、薬局向けのオールインワンレセコンです。電子薬歴や処方箋のQRコード読み込み機能などが標準で備わっているため、使いたい機能がすぐに使えます。今回は、そんなPharmy(ファーミー)についてわかりやすくご紹介します。
レセコンとは
まずは、Pharmy(ファーミー)を始めとする「レセコン」について解説していきます。
レセコンとは「レセプトコンピューター」の略称です。「レセプト(診療報酬明細書)」と呼ばれる、医療施設から健康保険組合などの支払い機関に対して、診療報酬を請求するための書類等を作成するコンピューターです。病院や診療所、調剤薬局における普及率は96%にものぼります。
Pharmy(ファーミー)の標準機能
続いて、Pharmy(ファーミー)の標準機能を見ていきましょう。Pharmy(ファーミー)には、前述したレセコンはもちろんのこと、便利な機能がたくさん備わっています。
電子薬歴
Pharmy(ファーミー)は電子薬歴が一体型になっていることにより、電子処方箋受付と同時に、薬歴端末での操作も可能になっています。受付スタッフの入力を待たずに、処方箋内容表示や印刷をすることが可能です。
薬歴入力に必要な情報を1画面にまとめて表示できるのも大きなポイントです。従来だと前回と今回の処方ページを行き来しながら操作をしていましたが、Pharmy(ファーミー)ならそれらを同時に表示できるので、簡単に見比べながら処方をすることができます。入力方法もシンプルなので、1日で基本操作をマスターすることも可能です。
また、服薬指導や疑義照会を自動でサジェストしてもらえるので、従事者と患者の双方の安心が実現できます。
在庫管理
自動在庫管理サービスでは、医薬品の在庫情報を反映してくれるだけではなく、分析エンジンが必要な医薬品を自動発注します。医薬品の使用履歴や次回の来客予定を算出したうえで発注するため、一切の無駄がありません。
そのほかにも、JAN単位という販売包装単位との連携ができるため、バラ錠とPTPだけの場合と比べて、より細かな商品識別単位での在庫管理が可能になります。
それでは、在庫情報が反映される順序を追っていきましょう。まずは、レセコンから受発注システムへ、使用薬剤の自動反映がなされます。次に、リストアップされた医薬品が自動発注され、医薬品卸から納品されます。最後に、ロットや期限、数量などの納品情報が自動反映されて完了となります。
処方入力
Pharmy(ファーミー)では、調剤業務を効率よく行えるようにさまざまな工夫が施されています。
1つ目は、速くて快適な操作性です。患者検索、患者情報・保険確認、医療機関選択、処方入力、窓口会計・帳票印刷までの複雑な操作がたった5つの画面で順番に表示される仕様になっています。迷わずに入力を進められるので、それぞれの操作は非常に簡単かつ快適です。
2つ目は、視認性の良い画面構成です。調剤処方の推移が一目で確認できるほか、前回と異なる薬剤や調剤数量が色違いで表示されます。間違いが視覚的にすぐわかるので、ミスの防止に役立ちます。
3つ目は、処方箋のデータ転送表示システムです。2次元バーコードで読み取った処方箋データやスキャナで読み取った処方箋画像を、リアルタイムで調剤室のパソコンに転送して表示することができます。2024年9月時点ではまだ開発中とのことですが、実現すれば、処方入力と調剤行為を並行して行うことが可能になる予定です。
医薬品情報
Pharmy(ファーミー)を経由すれば、新薬の情報、薬品画像、添付文書などの医薬品情報を、インターネットを通してリアルタイムで受け取ることができます。
これにより、薬剤の相互作用や同種薬効の重複投与チェックを最新の状態で行うことができます。また、添付文書も常に自動アップデートされるので、紙文書のように差し替えなどの手間がかかりません。加えて、お薬の説明書である薬情が英文で発行できるため、外国人の患者にとっても役立つシステムです。
帳票出力
帳票出力とは「薬情」「薬袋」「お薬手帳」「領収・明細書」などを印刷することです。Pharmy(ファーミー)では他にはないカラフルで見やすい帳票を心がけた結果、カラー印刷や、薬品画像の印字を実現させました。見やすくて飲み間違いも起こりにくいため、患者からも好評のシステムです。
この帳票出力システムは、薬局側にもメリットがあります。「日計・月計」「患者・保険」「薬品使用量」「年間・月刊領収書」などの経営帳票を、様々な角度から集計・印刷することができるため大変便利になるのです。
ピッキング監査システム
この項では、Pharmy(ファーミー)に新たに登場したピッキング監査システムについて解説していきます。
ピッキング監査システムとは、人的ミスによる調剤過誤を未然に防止するシステムを指します。薬品を袋詰めする際に、お薬のGS1コードまたは薬品棚のバーコードを読み取るだけの簡単な操作が魅力です。各作業の連動が速やかに行えるので、業務の流れを止めずに薬品の取り間違いを防ぐことができます。
製品は、コンパクトサイズなタブレットと、バーコードスキャナの2点です。バーコードスキャナは約60グラムと超小型なので、長時間作業をしても腕が疲れにくくなっています。
Pharmy(ファーミー)の特徴
最後に、Pharmy(ファーミー)ならではの特徴を3つに分けて解説します。どのレセコンを導入するか迷っているという方は、ぜひ参考にしてください。
低コスト
Pharmy(ファーミー)は買い切りのソフトなので、月額料金はありません。また、ソフト代には5年間のサポート料も含まれています。長く使い続けるほどお得になる仕組みになっているのです。これは「レセコンで薬局さんのコスト面での負担をできるだけ軽減したい」というモイネットシステムのポリシーによるものです。
そんなレセコンソフトの価格は65万円(税抜)、71万5千円(税込)です。これは、業界の約2分の1のソフトウェア価格でもあります。
標準機能完備
前述したように、Pharmy(ファーミー)にはたくさんの標準機能が備わっています。
レセコン、サポート・リモート支援、患者待ち時間表示、電子薬歴、力価計算機能、在庫管理、QRコード読み取り、アップデート、帳票出力など、一つひとつ挙げていけばキリがないほどです。また、つねに新しい機能が標準で追加されています。
他のレセコンのような有償オプションはなく、使いたい機能をそのときにすぐに使うことができるのです。
安心サポート
Pharmy(ファーミー)は遠隔リモートでメーカーが直接サポートしてくれるので、導入後も安心して使用を続けられます。
サポートをしてくれるメーカー担当者は、調剤報酬やPC機器に関する幅広い知識を持っています。また、現地に行くよりも早く対応できるリモート支援サービスを取り入れています。そのため、質の高いサポートを素早く提供してもらえるのです。
利用者の声
その1:価格がとても魅力的でした。手書きの薬歴は場所をとるので、今はこのような電子薬歴でないとやっていけません。
その2:安いので、複数台設置できるところが便利です。リモートサポートも非常に助かります。患者さまのいろんな検索機能も重宝しています。
まずは公式サイトをチェックしてみよう
いかがでしたか。Pharmy(ファーミー)の魅力や特徴が存分に伝わったかと思います。公式サイトでは、さらにわかりやすく各種サービス内容が記載されています。また、必要な機器や料金形態もはっきりと明記されているので、本記事を読んで導入を検討された方は、公式サイトもあわせてチェックしてみてください。本記事が、Pharmy(ファーミー)を導入するきっかけになれば幸いです。
Pharmy(ファーミー)/モイネットシステムの基本情報
会社名 | 株式会社モイネットシステム |
住所 | 神戸市長田区松野通3丁目3番3号 キャッツビル3階 |
電話番号 | 078-786-3153 |
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